世界には二つの『未来』がある。『新たに見出す可能性へと進む』か―『誰知らず降りる破滅に沈む』か―。なんでも直感的に行動する少年・直会カナエ。とある相談を受け、古い校舎へと踏み入った彼は突如、謎の『星』へと飛ばされてしまう。そこで一人、待っていたのは『星平線のそよぎ』と名のる謎の少女。彼女は軽いノリで告げる。「ズバリ、世界を救ってもらいます!!」カナエは世界を救う可能性の象徴『半開きの目』に選ばれた、という。そして、世界を破滅に導く歪んだ運命の象徴『半閉じの目』の行使者『ハインの手先』を止めなければならない、らしい。その頃―カナエを慕いながらも妹扱いされている女子小学生・一条摩芙も、何かを感じ、悩み、決断していた。「『あれ』が動き出したら…私も、やらなきゃいけなくなる」世界の『未来』を懸けた運命の戦いが今、始まる―!【「BOOK」データベースの商品解説】