戦後七〇年のいま、民主主義と統治の歴史を問い直す。戦後レジームからの脱却を掲げる安倍政権は、憲法改正など戦後史を画する法改正に矢継ぎ早に着手してきている。こうした状況を前にして、未来を探る手掛かりはどこにあるのか。本特集では、戦後と現在がその前史においていかに用意されたのかを、最新の歴史研究をもとに解読する。目次予定*【討議Ⅰ】樋口陽一+杉田 敦【ガヴァナンスの変容】清水愛砂/友常 勉【討議Ⅱ】小熊英二+原 武史【戦後の空間的想像力】石原 俊/竹峰誠一郎/新城郁夫/山本昭宏【帝国日本の実験とその帰結】藤原辰史/塚原東吾/纐纈 厚【産・官・学の再編成】水野宏美/A・ムーア/水沢 光/辛島理人【特別掲載】上野千鶴子+高橋源一郎【本の内容】