【特集1】ダークヒーローの系譜、その最新形
エンターテインメント作品において、異質な存在感を放ち、
多くの人の心をつかんできたダークヒーローたち。
日本のポップカルチャーにおいて、
そんなダークヒーロー作品の筆頭ともいえるマンガ『デビルマン』が、2018年に入って
新たにアニメーション『DEVILMAN crybaby』として生み出されました。
本特集では『DEVILMAN crybaby』を中心に据えつつ、
映画、マンガ、アニメにおけるダークヒーロー像に、その造形面から迫ります。
■なぜ、ダークヒーローに惹かれるのか? ダークヒーローを知る7のトピック
■時代を超越する造形 ダークヒーロー12
バットマン『バットマン リターンズ』/キャットウーマン『バットマン リターンズ』
カネキ『東京喰種トーキョーグール』/仮面ライダー1号『仮面ライダー』
ZET(神崎人)『ZETMAN』/寄生獣『寄生獣』
スポーン『スポーン』/バオー(橋沢育朗)『バオー来訪者』
妖怪人間ベム『妖怪人間ベム』/とら『うしおととら』
ヒット・ガール『キック・アス』/黄金バット『黄金バット』
■湯浅政明監督が蘇らせたデビルマンの最新形 DEVILMAN crybaby
世界的に高い評価を受ける湯浅監督によって、現代風に徹底的にリファインされた『DEVILMAN crybaby』。
湯浅監督をはじめ、ビジュアル制作陣に取材を敢行。その表現面の制作の裏側に迫りました。
[インタビュー]
湯浅政明 監督
押山清高/クリーチャーデザイン
倉島亜由美/キャラクターデザイン
阿閉高尚/グラフィックデザイン
*論考「光と闇が混じり合う世界」土居伸彰
■マンガのダークヒーローの系譜ーー島田一志
■映画のダークヒーローへの憧憬、その果てにあるものーー高橋ヨシキ
■高橋ヨシキselect 映画の名ダークヒーロー10選
トラヴィス・ビックル『タクシードライバー』/ロールシャッハ『ウォッチメン』
ハンニバル・レクター『羊たちの沈黙』/ランボー『ランボー』
マイケル・コルレオーネ『ゴッドファーザー PART I』
アレックス『時計じかけのオレンジ』/コーディ・ジャレット『白熱』
スネーク・プリスキン『ニューヨーク1997』
ミッキー&マロリー『ナチュラル・ボーン・キラーズ』/ケーン『市民ケーン』