Coyote 10th Anniversary
たえず新しい冒険譚を求め、Coyoteは、様々な人々と旅をしてきました。さまざまな国を巡り、風景を見て、物語をつないできました。ニュージーランドやチベットのような辺境もあれば、サンフランシスコのような大都市もあり、ハワイの峡谷へ足を伸ばしたこともありました。山で暮らす人を追いかけては野菜を摘み、荒野で草を刈って自然を学んでいきました。
人はどうして旅をするのだろう、そして続けるのか。旅をすることで自分とは何かと立ち止まり、賢人の成長の軌跡を思い、人がなぜ生きていくのかという問いかけを、編集としての地図を刻むことを願ってきました。
知らないものばかり、わからないことばかり。世界はまだまだ不思議に満ちあふれています。
旅を通してさまざまな風景を見たい、人に会いたいという思いをこれからも形にしていきたい。旅をしなければ見えないものから、さらに深化してその土地で根を下ろして見えるものを繋いでいく、変わらぬ編集への思いです。
2014年でCoyoteは創刊10年を迎えます。
その記念すべき年に旅の雑誌の原点ともいうべき「星野道夫」を特集します。
アラスカに短い夏を惜しむように星野道夫は森に分け入り、悠久の大地の匂いをかいで物語を紡いできました。最初は丸太小屋からアラスカ生活は始まり、水も電気もトイレもない小屋の生活はアラスカの自然の厳しさを伝え、地に住む者の祈りを彼は写真と言葉で具体的に教えてくれました。次にフェアバンクスの森に建てたログハウスが生活の拠点となりました。トウヒとアスペン、カンバの森に住むことで彼はアラスカの自然をいっそう身近なものとして行きました。陽のあたる家、アラスカの四季を彩る家、今回の物語はここから始まります。
for Readers『私の生きるここ』
32 アラスカで過ごす時間
星野直子
写真=星野道夫
42 星野道夫の眠る場所
松家仁之
写真=赤阪友昭
column
53 名前のない通りを散歩する
54 サワドウ・ホットケーキの朝食
55 「わたしにオーロラの輝きを!」
59 スーツにネクタイの星野道夫
61 ドライキャビンに住むこと
67 キャンプ・デナリにて
81 大工のジャックの話
62 ルース氷河 星野道夫
86 生命の不思議を見つめて 星野道夫
92 氷河日記 プリンス・ウィリアム湾
石塚元太良
100 僕はこのような本を読んでアラスカへ出かけた
石塚元太良
102 LOST LAKE TRAIL
WALKING WITH GREGORY
10th anniversary travel writing
これから旅をする人へ
12 沢木耕太郎
ニューヨーク・ニューヨーク
14 池澤夏樹
旅を促すもの
16 藤原新也
疑似旅と生旅のはざまで。
113 無責任編集 枝元なほみ 下田昌克
Pemmican #3 Pork
130 BORNEO
TIME TO STEP FORWARD
138 酔狂
懐かしい人 田中小実昌の巻
142 TRAVELING WITH JACK LONDON
ーー写真集『Yukon』に寄せて
佐藤秀明
146 TRAVEL WITH GUITARS
ギターとともに旅に出る
150 水草物語 池田晶紀
第6回 緑の魔鏡
152 東京私書箱 悲しき写真
第6回 指先大のかす
162 野口里佳
父のアルバム
172 最初の一歩 第53回
松田青子 現実と非現実の境目
特價:NT$ 420 NT$ 463
限量商品已售完
Coyote 10th Anniversary
たえず新しい冒険譚を求め、Coyoteは、様々な人々と旅をしてきました。さまざまな国を巡り、風景を見て、物語をつないできました。ニュージーランドやチベットのような辺境もあれば、サンフランシスコのような大都市もあり、ハワイの峡谷へ足を伸ばしたこともありました。山で暮らす人を追いかけては野菜を摘み、荒野で草を刈って自然を学んでいきました。
人はどうして旅をするのだろう、そして続けるのか。旅をすることで自分とは何かと立ち止まり、賢人の成長の軌跡を思い、人がなぜ生きていくのかという問いかけを、編集としての地図を刻むことを願ってきました。
知らないものばかり、わからないことばかり。世界はまだまだ不思議に満ちあふれています。
旅を通してさまざまな風景を見たい、人に会いたいという思いをこれからも形にしていきたい。旅をしなければ見えないものから、さらに深化してその土地で根を下ろして見えるものを繋いでいく、変わらぬ編集への思いです。
2014年でCoyoteは創刊10年を迎えます。
その記念すべき年に旅の雑誌の原点ともいうべき「星野道夫」を特集します。
アラスカに短い夏を惜しむように星野道夫は森に分け入り、悠久の大地の匂いをかいで物語を紡いできました。最初は丸太小屋からアラスカ生活は始まり、水も電気もトイレもない小屋の生活はアラスカの自然の厳しさを伝え、地に住む者の祈りを彼は写真と言葉で具体的に教えてくれました。次にフェアバンクスの森に建てたログハウスが生活の拠点となりました。トウヒとアスペン、カンバの森に住むことで彼はアラスカの自然をいっそう身近なものとして行きました。陽のあたる家、アラスカの四季を彩る家、今回の物語はここから始まります。
for Readers『私の生きるここ』
32 アラスカで過ごす時間
星野直子
写真=星野道夫
42 星野道夫の眠る場所
松家仁之
写真=赤阪友昭
column
53 名前のない通りを散歩する
54 サワドウ・ホットケーキの朝食
55 「わたしにオーロラの輝きを!」
59 スーツにネクタイの星野道夫
61 ドライキャビンに住むこと
67 キャンプ・デナリにて
81 大工のジャックの話
62 ルース氷河 星野道夫
86 生命の不思議を見つめて 星野道夫
92 氷河日記 プリンス・ウィリアム湾
石塚元太良
100 僕はこのような本を読んでアラスカへ出かけた
石塚元太良
102 LOST LAKE TRAIL
WALKING WITH GREGORY
10th anniversary travel writing
これから旅をする人へ
12 沢木耕太郎
ニューヨーク・ニューヨーク
14 池澤夏樹
旅を促すもの
16 藤原新也
疑似旅と生旅のはざまで。
113 無責任編集 枝元なほみ 下田昌克
Pemmican #3 Pork
130 BORNEO
TIME TO STEP FORWARD
138 酔狂
懐かしい人 田中小実昌の巻
142 TRAVELING WITH JACK LONDON
ーー写真集『Yukon』に寄せて
佐藤秀明
146 TRAVEL WITH GUITARS
ギターとともに旅に出る
150 水草物語 池田晶紀
第6回 緑の魔鏡
152 東京私書箱 悲しき写真
第6回 指先大のかす
162 野口里佳
父のアルバム
172 最初の一歩 第53回
松田青子 現実と非現実の境目
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