徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。即ち、日本独自の暦を作り上げること。当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く―。日本文化を変えた大計画をみずみずしくも重厚に描いた傑作時代小説。第7回本屋大賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【吉川英治文学新人賞(第31回)】【本屋大賞(第7回)】【北東文芸賞(第7回)】【舟橋聖一文学賞(第4回)】【大学読書人大賞(2011)】徳川四代将軍・家綱の治世に、ある「プロジェクト」が立ちあがる。即ち、日本独自の暦を作り上げること。改暦の実行者として選ばれた渋川春海と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く…。2012年9月公開映画の原作。〔2009年刊の加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】